2019-05-28 (Tue) 02:27 ✎
浦沢直樹先生の19年ぶり短編集「くしゃみ」
「夢印」に続いて、これも面白かったですよ(^^)
くしゃみ【嚔】
ふいにでてしまうもの。
長編作品に対して短編作品のことを指す。
どんな美人も瞬間、不細工にみえること。
何故くしゃみというタイトルなのか…という注釈が付いています。
手塚治虫文化賞10周年記念ムックのために描いた『月に向かって投げろ!』
絵本雑誌に掲載されたフルカラー作品『ヘンリーとチャールズ』
全ページ誰の手も借りず背景から仕上げまで、一人で描き上げた最新短編
『いっつあびゅうてぃふるでい』
音楽ネタの連載企画『親父衆』『ムジカノストラ』等々8編
どの作品も短編独特のギュッとしたテンポの良さで、あっという間に
読めてしまいます。
ラストの『単身赴任』はフランスの雑誌に寄稿した作品なので裏表紙の方から
読むが面白いですが、物語は外人向けなのかなあ?
ご紹介するのは、『親父衆』『ムジカノストラ』
浦沢先生の音楽に関する体験談が面白おかしく描かれています。
ボブ・ディランの来日公演での出来事(笑)
『いっつあびゅうてぃふるでい』
ミュージシャン遠藤賢司原案という若き日の井上陽水、高田渡、ガロの
青春の一コマ。実はエンケンさんってあんまり知らなかったんですが、
浦沢先生がこの漫画を描く約束をしていたのになかなか実現できないうちに
旅立ってしまわれたそうです。
ラストに「It's a Beautiful Day」のレコードジャケットが描かれているので
1曲どうぞ。
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最終更新日 : 2019-08-12